リハビリテーション科
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リハビリテーション科
リハビリテーションとは
障害を受けた人を、
その人のなし得る最大の
- 1、 身体的
- 2、 精神的
- 3、 社会的
- 4、 職業的
- 5、 経済的
な能力を有するまで回復させること
を目標に掲げ、それを患者様が達成できるように最大限のサポートをおこなうことが役割であると考えています。
リハビリテーションは「理学療法」、「作業療法」、「言語療法」の3つに分かれており、「理学療法士」、「作業療法士」、「言語聴覚士」という国家資格を持った専門職種が在籍しております。患者様に応じて多職種と情報共有をおこない個別のリハビリテーションプログラムを立案し介入いたします。
理学療法 (PT:Physical Therapy)
寝返りや起き上がりをはじめとした、日常生活をおこなう上で基本となる動作の安定と移動手段の獲得に向けてリハビリテーションをおこないます。物理療法やマシンを使用したトレーニングもおこなっております。
作業療法 (OT:Occupational Therapy)
着替えやトイレ動作といった日常生活動作をはじめ、その方にとって必要な動作や役割の獲得に向けてリハビリテーションをおこないます。ご自宅での生活を見据えて、家事動作や園芸などの活動もおこなっていきます。
言語療法 (ST:Speech Therapy)
コミュニケーションに障害のある方に機器など、ジェスチャー、描画などを用いて言葉や意志を引き出す訓練をおこないます。また、飲み込みに障害がある方には、食事をより安全においしく、楽しく食べられるように、飲み込みの訓練をおこなっていきます。
課長あいさつ
当院は180床の回復期リハビリテーション病棟専門病院になります。患者様には1日最大3時間の充実した個別リハビリテーションを提供できるように、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士、合計約180名が在籍しております。
回復期リハビリテーション病棟は年々、亜急性期化しつつあり入院時は受動的なリハビリテーション、入院生活になりがちですが、リハビリテーションを習慣化するなかで能動的な入院生活を過ごして頂き活動的な在宅生活につなげたいと考えております。
退院後の生活を充実して過ごして頂くために在宅復帰は勿論のこと「日中は起きて生活する」、「運動する習慣」、「在宅生活での役割獲得」等、リハビリテーションをおこなう中で患者様、ご家族様と一緒に考えていき進めていきます。
当院では在宅復帰を目指す患者様、ご家族様には自宅環境の調査「家屋調査」を入院早期から実施しております。調査結果を基に「必要な能力・動作の獲得」を図ります。退院後はスムーズに在宅生活が送れるように、面談やカンファレンスを重ねて、患者様、ご家族様を含めて、在宅の専門職と積極的に情報の共有をおこないます。
そのため、多職種との情報共有は欠かさず、医師・看護師・ケアワーカー・社会福祉士・管理栄養士・薬剤師・セラピストが毎日、合同カンファレンスや担当者カンファレンスを実施して多職種連携を図り、専門職一丸となって患者様の退院後の生活を見据えたリハビリテーションを提供いたします。
退院後は在宅部門のセラピストが訪問リハビリテーションや通所リハビリテーションを提供して、回復期から在宅までフォローアップできる体制を整えております。
その他にも、地域の介護予防事業への協力体制も整えており、介護予防教室や健康教室の開催、専門職の派遣を担い地域貢献にも力を注いでおります。
当院では専門職が一丸となって患者様と地域の方々に寄り添い最大限のサポートを提供して参ります。
リハビリテーション科
課長 吉岡 博史
係長あいさつ
当院では、患者さんやご家族が大切に思うことや生活スタイルなどを意識しながら、入院から退院まで、そして退院後の生活を、生き生きと安心して過ごせることを日々心がけております。患者さん一人ひとりに適切な支援ができるように、同職種・多職種での相談や情報共有、各専門職のレベルアップに向けた研鑽なども日々重ねています。また、院内のみならず、地域でのリハビリテーションや病気や怪我の予防活動など、ご自宅で生活される中で支援が必要な方々へのサービスも提供しています。
セラピストが多く在籍しており、活気の良さ、生まれるアイディアや提供できる内容の豊富さなど、現場で活躍する職員数が多いからこその強みもあります。同じ志を持つ仲間が助け合い、高めあいながらより良い医療を提供できるように努めて参ります。
リハビリテーション科 理学療法士
係長 山本 紘子
私たちリハビリテーション医療に携わる者の役割は、患者さん、ご家族の希望を中心に生活の再建、社会復帰、心の問題への対応を含めて包括的に関わることでその人らしい暮らしができるように支援することです。
当院は多職種が協働しながらリハビリテーション医療の役割を全うできるよう、日々のカンファレンス等を通して各専門職が共通の視点をもち、より良い支援につなげていく体制をとっております。
リハビリテーション科においては、毎日患者さんの状況を共有し相談する時間をとり、チーム単位で最善の関わりができるよう尽力しています。
各職員が高い問題意識をもち、どのようなアプローチが患者さんにとって有効なものになるのかを常にチーム内で検討・実践・修正を図り、リハビリテーション内容の質の改善に努めていきます。
リハビリテーション科 理学療法士
係長 藍場 祐輔